抹茶にソーダを合わせる。初めて聞いたときは「え、合うの?」と思いました。でも去年の夏、カフェで見かけてつい注文してみたら、これがもう衝撃的においしかった。抹茶の深い旨みと炭酸のシュワッとした爽快感が絶妙にマッチして、ゴクゴク飲める軽やかさなのに抹茶の余韻がちゃんと残る。
調べてみると、抹茶ソーダはスターバックスや有名茶舗でも取り扱われていて、夏の定番ドリンクとして人気が高まっているようです。自宅で作れば1杯あたり40〜60円程度とかなりリーズナブル。しかも材料は抹茶パウダーと炭酸水があればOKで、慣れれば3分で作れます。
この記事では、基本の抹茶ソーダの作り方から、レモン・生姜・ゆずを使ったアレンジ3種、SNS映えする抹茶クリームソーダの作り方まで詳しく解説します。暑い日の一杯に、おもてなしドリンクに、ぜひ試してみてください。

「抹茶って苦いのでは」と思っている方も、炭酸と合わせると苦みがやわらいで驚くほど飲みやすくなります。甘さも自分で調整できるので、甘いのが苦手な方も、しっかり甘くしたい方も満足できるはずです。
基本の抹茶ソーダの作り方
材料さえあれば誰でも作れる抹茶ソーダ。ただ、「抹茶が溶けない」「炭酸がすぐ抜ける」という失敗がよくあるので、コツを押さえておくことが大切です。
材料と分量(1杯分)
必要な材料はたった4つ。抹茶パウダー小さじ1(約2g)、お湯大さじ1〜2(80℃くらい)、炭酸水200〜250ml、ガムシロップまたははちみつ大さじ1〜2(お好みで)。氷はグラスの半分くらい入れます。
抹茶は製菓用でも問題ありません。ただし、あまりに安価なものだと色がくすんで見た目が地味になるので、鮮やかな緑色が出るものを選ぶと仕上がりがきれいです。炭酸水は無糖のプレーンタイプを使いましょう。トニックウォーターだと甘くなりすぎます。
グラスは背の高いものがおすすめ。炭酸の泡が立ち上る様子が見えて、見た目にも涼しげになります。
失敗しない手順(予備溶き→氷→炭酸水の順)
一番やってはいけないのが、グラスに抹茶を入れて炭酸水をドバッと注ぐこと。これをやると抹茶がダマになるうえに、炭酸が一気に吹き出して半分くらい抜けてしまいます。
正しい手順はこうです。まず、小さなボウルかカップに抹茶パウダーを入れ、お湯大さじ1〜2を加えて茶筅やスプーンでしっかりペースト状にします。ダマが残らないように丁寧に。ここでガムシロップも加えて混ぜておくと、あとで炭酸水に溶けやすくなります。
次にグラスに氷を入れ、抹茶ペーストをグラスの底に流し入れます。最後に炭酸水をゆっくりと注ぎ、軽く2〜3回だけステアすれば完成。混ぜすぎると炭酸が飛ぶので、本当に軽くでOKです。
炭酸が抜けない注ぎ方のコツ
炭酸が抜ける最大の原因は「温度差」と「衝撃」。この2つを最小限にすることがポイントです。

まず、炭酸水はしっかり冷やしておくこと。冷えた炭酸水は二酸化炭素が溶けやすく、炭酸が抜けにくい状態です。常温の炭酸水は開けた瞬間からシュワシュワと炭酸が逃げていきます。
注ぐときは、グラスを少し傾けて炭酸水を壁面に沿わせるように注ぎます。ビールを注ぐときのイメージに近いです。真上からドボドボ注ぐと泡が立ちすぎて、炭酸が大量に逃げてしまいます。
氷に直接炭酸水を当てるのもNG。氷に当たった衝撃で炭酸が飛びやすくなるので、氷を避けてグラスの壁面に沿わせましょう。
抹茶ソーダのアレンジレシピ3種
基本の抹茶ソーダをマスターしたら、ちょっとしたアレンジで味のバリエーションを広げてみましょう。どれも基本レシピに1〜2材料を足すだけで作れます。
レモンを加えた爽快抹茶レモネードソーダ
基本の抹茶ソーダにレモン汁大さじ1を加えるだけ。たったこれだけで、抹茶の苦みが和らいでフルーティーな味わいに変わります。レモンのクエン酸が抹茶の渋みを中和してくれるので、抹茶が苦手な方にもおすすめのアレンジです。
ポイントは、レモン汁を抹茶ペーストに混ぜるのではなく、炭酸水を注いだあとに加えること。先に混ぜると抹茶の色が変色しやすくなります。仕上げにレモンスライスをグラスの縁に飾れば、見た目もぐっとおしゃれに。
はちみつを多めに入れてレモネード感を強くするか、甘さ控えめにしてレモンの酸味を効かせるか。このバランスは完全に好みなので、何度か作って自分の黄金比率を見つけてみてください。
生姜を効かせた大人のジンジャー抹茶ソーダ
すりおろし生姜小さじ1/2、またはジンジャーシロップ大さじ1を加えた大人向けアレンジ。生姜のピリッとした刺激と抹茶のほろ苦さが合わさって、ジンジャーエールのような味わいになります。
体を温める効果がある生姜は、冷房で冷えがちな夏にもぴったり。冷たいドリンクなのに体の中からポカポカ感じるのが不思議なところです。
すりおろし生姜を使う場合は、茶こしで濾してから加えると口当たりが滑らかになります。繊維が気にならない方はそのまま入れてもOK。市販のジンジャーシロップを使えば手間なく安定した味になるので、忙しいときは市販品で十分です。
ゆずで和風に仕上げる抹茶ゆずソーダ
ゆず果汁小さじ1とゆずの皮の千切りを少々加えた、和の柑橘アレンジ。レモンよりもやわらかい酸味で、抹茶との相性は抜群です。ゆずの香りが鼻に抜けるたびに、ちょっと高級な和カフェにいる気分になります。

ゆず果汁は瓶入りのものがスーパーで手に入ります。旬の時期(冬)であれば、生のゆずを絞ると香りが段違い。皮を薄く削ってグラスに浮かべると、見た目にも華やかです。
このアレンジは来客時のおもてなしドリンクとしてもおすすめ。「これ自分で作ったの?」と驚かれること間違いなしです。
映える抹茶クリームソーダの作り方
抹茶ソーダの上にバニラアイスをのせたクリームソーダは、見た目のインパクトが抜群。家で作ると好きなだけアイスをのせられるのもうれしいポイントです。
グラデーション(二層)を作るテクニック
SNSで見かける美しいグラデーションの抹茶クリームソーダ。底が濃い緑で、上に行くほど薄くなるあの層を作るには、ちょっとしたテクニックが必要です。
まず、抹茶ペースト(抹茶2g+お湯大さじ1+シロップ大さじ2)をグラスの底に入れます。次に、氷をゆっくり入れて、炭酸水をグラスの壁面に沿わせてそーっと注ぎます。このとき絶対に混ぜないこと。抹茶ペーストは糖分を含んで比重が重いので、自然に底に沈んでグラデーションができます。
飲むときにストローで混ぜると、層が崩れてきれいなマーブル模様になります。この瞬間もまた楽しいんですよね。
バニラアイスの選び方と盛り付けのコツ
クリームソーダに使うバニラアイスは、乳脂肪分が高めのものが合います。ラクトアイスだと炭酸の中で溶けるのが早すぎて、すぐにドロドロになってしまうことがあります。ハーゲンダッツのようなアイスクリームタイプなら、ゆっくり溶けて見た目も長持ちします。
盛り付けは、アイスクリームディッシャーで丸くすくったアイスをそっとのせるだけ。アイスが沈んでしまう場合は、氷の上にのせるとちょうどいい位置で浮いてくれます。
仕上げにミントの葉を飾ると、緑×白×緑のコントラストがきれいです。写真を撮るなら自然光が入る窓際がベスト。
おもてなし・ホームパーティーでの出し方
ホームパーティーで出すなら、あらかじめ抹茶ペーストを多めに作っておくと効率的。ペーストは冷蔵庫で2〜3時間は保存できるので、ゲストが来る前に準備しておけます。
炭酸水は直前に注ぐのがベスト。作り置きすると炭酸が抜けてただの抹茶水になってしまうので、「注ぐところを見せる」くらいのタイミングで作ると演出にもなります。
グラスを統一するだけでテーブルの見た目がぐっと良くなります。100円ショップの背の高いグラスでも十分おしゃれに見えるので、特別な食器は必要ありません。

お子さんがいるパーティーなら、抹茶の量を半分にして甘めに仕上げると飲みやすくなります。カフェインが気になる場合は、子ども用だけ抹茶なしのメロンシロップソーダにして、大人用は抹茶ソーダにするのもいいアイデアです。
抹茶ソーダに合う抹茶の選び方
抹茶ソーダに使う抹茶は、飲料用の高級抹茶でなくても大丈夫。ただ、選び方次第で見た目と味がかなり変わるので、知っておきたいポイントがあります。
製菓用抹茶でOK(飲料用でなくても大丈夫)
お点前に使うような高級抹茶は、1缶30〜40gで2,000〜3,000円するものもあります。ソーダに使うならそこまでの品質は不要で、製菓用やドリンク用として売られている抹茶パウダー(100gで500〜1,000円程度)で十分おいしく作れます。
炭酸水やシロップと合わせるので、抹茶単体の繊細な風味は正直わかりにくくなります。それよりも「色」と「溶けやすさ」の方が重要。この2点が良ければ、コスパの良い製菓用抹茶で問題ありません。
色鮮やかに仕上げるための抹茶選びのポイント
抹茶ソーダの見た目を左右するのは、何といっても色。くすんだ黄緑色だと食欲をそそらないし、鮮やかな緑色だと一気にプロっぽい仕上がりになります。
色の鮮やかさは、抹茶の品質と鮮度に直結しています。製造から時間が経った抹茶は酸化して色がくすむので、賞味期限が長いものを選び、開封後はできるだけ早く使い切るのがコツ。保存は冷蔵庫の中で密閉容器に入れてください。
パッケージを見て「石臼挽き」や「宇治産」と書いてあるものは、色が鮮やかな傾向があります。迷ったら口コミで「色がきれい」と評価されている商品を選ぶと失敗しにくいです。
市販の抹茶ソーダの素 vs 手作りの比較
丸久小山園などから「抹茶ソーダの素」が販売されていて、炭酸水に溶かすだけで手軽に抹茶ソーダが作れます。味のバランスが調整済みなので、失敗がないのがメリットです。
一方、自分で抹茶パウダーから作ると、甘さや濃さを自由にコントロールできます。カロリーを抑えたい方はシロップを減らせるし、抹茶の苦みが好きな方は濃いめにできます。
コスト面では、自作の方がやや安くなる傾向。ただ、手軽さを優先するなら市販品もアリです。個人的には両方を常備して、時間があるときは手作り、忙しいときは市販品と使い分けています。
抹茶ソーダを作るときの注意点
失敗パターンと対策をまとめておきます。これを知っておけば、初めてでもきれいな抹茶ソーダが作れます。
抹茶が沈殿する・ダマになる原因と対策

抹茶が底に沈んでしまう、グラスの中でダマのまま浮いているという失敗は、予備溶きが不十分なときに起こります。
対策は、まず抹茶を茶こしでふるうこと。市販の抹茶パウダーは輸送中に固まっていることがあるので、ふるうだけでダマリスクが激減します。そして少量のお湯で完全にペースト状にしてから炭酸水を加えます。
もうひとつ見落としがちなのが、シロップの役割。砂糖やシロップを抹茶ペーストに混ぜておくと、抹茶の粒子がコーティングされて液体に溶けやすくなります。甘さが不要な場合でも、ごく少量のシロップを加えると溶けやすさが改善します。
甘さの調整(砂糖・はちみつ・シロップの使い分け)
甘味料によって味の印象がかなり変わります。ガムシロップは癖がなくすっきりした甘さで、炭酸ドリンクには一番合います。はちみつはコクが出ますが、冷たいドリンクだと溶けにくいのが難点。使う場合は予備溶きの段階でお湯に溶かしておきましょう。
きび砂糖は自然な甘さですが、やはり冷たい液体には溶けにくい。あらかじめシロップ状にしておくか、抹茶ペーストに混ぜるときに加えるのがベストです。
ダイエット中の方はラカントやステビアなどのゼロカロリー甘味料を。シロップタイプのラカントなら冷たいドリンクにも溶けやすくて使いやすいです。
ちなみに、甘さの量は炭酸水の量によっても変わります。炭酸水を250ml入れるなら、シロップも大さじ2くらいが目安。200mlなら大さじ1で十分甘みを感じます。最初は少なめに入れて、味を見ながら足していくのが失敗しにくい方法です。
保存はできる?作り置きのコツと限界
結論から言うと、抹茶ソーダの作り置きはおすすめしません。炭酸は時間が経つと確実に抜けるので、作りたてと30分後では飲み心地が全く違います。
ただし、抹茶ペースト(抹茶+シロップ+お湯をペースト状にしたもの)は作り置きできます。密閉容器に入れて冷蔵庫で保存すれば、24時間程度は品質を保てます。飲みたいときにグラスにペーストを入れて炭酸水を注ぐだけなので、毎回抹茶を溶く手間が省けます。
大量に作る必要があるホームパーティーでは、このペースト作り置き方式がかなり便利です。
graph TD
A[抹茶パウダーを茶こしでふるう] --> B[お湯大さじ1〜2で抹茶を溶く]
B --> C[シロップを加えて混ぜる]
C --> D[グラスに氷を入れる]
D --> E[抹茶ペーストをグラスの底に入れる]
E --> F[冷えた炭酸水を壁面に沿わせてゆっくり注ぐ]
F --> G[軽く2〜3回ステアして完成]
まとめ
抹茶ソーダは、抹茶の深みのある味わいと炭酸の爽快感を同時に楽しめる、夏にぴったりのドリンクです。
基本は「抹茶をお湯でペースト状にしてから炭酸水をゆっくり注ぐ」だけ。これさえ守れば、カフェクオリティの抹茶ソーダが自宅で簡単に作れます。レモン・生姜・ゆずのアレンジで味のバリエーションも広がりますし、バニラアイスをのせればクリームソーダにもなります。
おもてなしドリンクとしても優秀で、来客時にサッと出せたらちょっと株が上がりそうです。まずは基本のレシピから試してみて、自分好みの甘さと濃さを見つけてみてください。暑い日の一杯が、ぐっと贅沢な時間になりますよ。
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