先日、友人を家に招いたときに抹茶カクテルを作って出してみたんです。「え、抹茶でお酒?」と最初は怪訝な顔をしていた友人たちが、一口飲んだ瞬間に「何これ、おいしい」と。あっという間にグラスが空になりました。
抹茶とお酒は意外な組み合わせに見えますが、実はかなり相性がいいんです。抹茶の苦みとうまみがお酒のアルコール感をやわらげ、ほんのり和のテイストが加わることで、いつものお酒がちょっと特別な一杯になります。居酒屋でも「抹茶ハイ」や「抹茶ビール」を見かけることが増えましたよね。
この記事では、自宅で作れる抹茶カクテルのレシピを5種類紹介します。グリーンティーリキュールを使う手軽な方法と、抹茶パウダーで作る本格的な方法、両方を解説するので、自分のスタイルに合った作り方が見つかるはずです。

お酒が強くない方向けに、ノンアルコールアレンジも載せています。お花見やホームパーティーで「おっ」と思わせたい方、ぜひ参考にしてみてください。
抹茶カクテルの2つの作り方(リキュール vs パウダー)
抹茶カクテルを作る方法は大きく分けて2つ。それぞれの特徴とメリットを知っておくと、シーンに合わせて使い分けられます。
グリーンティーリキュールで作る手軽な方法
グリーンティーリキュールとは、抹茶や緑茶の風味がついた甘いお酒のことです。アルコール度数は24〜25%程度で、そのまま飲むとかなり甘め。割り材と合わせてカクテルにするのが基本です。
代表的な銘柄はサントリーの「奏 Kanade 抹茶リキュール」。宇治抹茶を使った本格的な味わいで、バーテンダーからの評価も高い製品です。ほかにも、ヘルメスやボルスのグリーンティーリキュールが定番。価格は1本1,500〜2,500円くらいで、1本あれば10杯以上は作れます。
リキュールの最大のメリットは、注ぐだけで味が決まること。抹茶パウダーのようにダマになる心配がなく、安定しておいしいカクテルが作れます。初心者はまずリキュールから始めるのがおすすめです。
抹茶パウダーで作る本格派の方法
お菓子作りや抹茶ラテに使う抹茶パウダーでもカクテルは作れます。リキュールより甘さが控えめで、抹茶の苦みと香りがダイレクトに楽しめるのが特徴。「甘いカクテルは苦手」という方にはこちらが向いています。
ポイントは、抹茶パウダーをお酒に直接入れないこと。必ず少量のお湯(大さじ1〜2、80℃程度)で先に溶いてペースト状にしてから、お酒を加えます。この予備溶きを省くと確実にダマになります。
使う抹茶は製菓用のグレードで十分。1杯に使う量は1〜2g程度なので、30g入りの抹茶パウダーがあれば15杯以上は作れます。コスパの面ではリキュールよりも抹茶パウダーの方が有利です。
どちらを選ぶべき?シーン別おすすめ

甘い系のカクテルが好きな方、初心者、手軽さ重視ならリキュール。甘さ控えめが好きな方、抹茶の味をしっかり楽しみたい方、コスパ重視ならパウダー。
パーティーで大人数分を作るなら、リキュールの方が楽です。味のブレが少なく、注ぐだけなので。一方、こだわりのある少人数の集まりなら、パウダーで丁寧に作る方が「おっ」と思ってもらえます。両方を常備しておくと、シーンに応じて使い分けられて便利ですよ。
自宅で作れる抹茶カクテルレシピ5選
ここからは具体的なレシピを紹介します。難易度と甘さを★で表示しているので、好みに合うものから試してみてください。
抹茶ハイ(焼酎ベース・居酒屋風)
難易度★☆☆ / 甘さ★☆☆ / すっきり派向け
居酒屋で人気の抹茶ハイを自宅で再現するレシピです。材料は焼酎60ml(麦でも芋でもOK)、抹茶パウダー小さじ1/2(約1g)、お湯大さじ1、炭酸水100ml、ガムシロップ少々(お好みで)。
まず抹茶をお湯で溶き、焼酎を加えて混ぜます。氷を入れたグラスに注ぎ、冷えた炭酸水をゆっくり注いで軽くステアすれば完成。焼酎の風味と抹茶の苦みがマッチして、食事にも合うすっきりした味わいです。
個人的には麦焼酎との組み合わせが一番おすすめ。クセが少ないので抹茶の風味を邪魔しません。芋焼酎だと芋の香りが強くて好みが分かれるところ。まずは麦で試してみてください。
抹茶ミルクカクテル(リキュールベース・甘め)
難易度★☆☆ / 甘さ★★★ / 甘いもの好き向け
デザート感覚で楽しめる甘めのカクテル。材料はグリーンティーリキュール30ml、牛乳120ml、氷適量。グラスに氷を入れて、リキュールと牛乳を注いでステアするだけ。
抹茶ミルクのような味わいにアルコールがほんのり香る、なめらかなカクテルです。甘くて飲みやすいので、お酒が強くない方にもぴったり。牛乳を豆乳に変えると、すっきりした味になってカロリーも抑えられます。
もう少しお酒感がほしい方は、ウォッカ15mlを追加するとキリッとした味わいに変わります。ただしアルコール度数が上がるので飲みすぎには注意。
抹茶スパークリング(スパークリングワインベース)
難易度★★☆ / 甘さ★★☆ / おしゃれ派向け

ちょっと華やかなシーンにぴったりの、スパークリングワインを使った抹茶カクテル。材料は抹茶パウダー小さじ1/2、お湯大さじ1、シンプルシロップ小さじ1、スパークリングワイン120ml。
抹茶をお湯とシロップで溶いてフルートグラスの底に入れ、冷えたスパークリングワインをゆっくり注ぎます。泡が抹茶と混ざって、きれいなグリーンのスパークリングカクテルの完成。
お花見やクリスマスパーティーなど、特別な日の乾杯ドリンクとしてかなりおすすめ。ただし、安すぎるスパークリングワインだと泡立ちが弱くて見た目が地味になりがちなので、ある程度しっかり泡が出るものを選んでください。
ちなみに、ロゼのスパークリングワインを使うと、抹茶の緑とロゼのピンクが混ざって独特の色合いになります。正直、見た目はちょっと微妙なこともあるので、色を楽しみたいなら白のスパークリングが無難です。味の面ではロゼも合うんですけどね。
ビールと抹茶の意外な組み合わせ
「ビールに抹茶?」と驚くかもしれませんが、実は海外のクラフトビール業界でも抹茶ビールは注目されているジャンルなんです。
抹茶ビールの作り方とコツ
一番シンプルな作り方は、グリーンティーリキュール30mlをグラスに入れ、冷えたビールを注ぐだけ。リキュールの甘みがビールの苦みをやわらげ、ほんのり抹茶風味のビールが楽しめます。
抹茶パウダーで作る場合は、抹茶小さじ1/4(約0.5g)を少量のぬるま湯で溶き、グラスの底に入れてからビールを注ぎます。パウダーの量が多すぎるとビールの泡立ちが変わるので、少なめから試すのが安全。
ポイントは、ビールをゆっくり注ぐこと。勢いよく注ぐと泡が立ちすぎて、抹茶と混ざらずに泡の中に抹茶が閉じ込められてしまいます。
合うビールの種類(ヴァイツェン・ピルスナー)
抹茶との相性が良いのは、苦みが控えめなビール。ヴァイツェン(小麦ビール)はフルーティーで甘みがあるので、抹茶の苦みと補い合って絶妙なバランスになります。
ピルスナー(一般的なラガービール)も合います。すっきりした味わいに抹茶の風味がアクセントになって、いつものビールがちょっと新鮮に感じられます。
逆にIPAのようにホップの苦みが強いビールは、抹茶の苦みと喧嘩してしまうので避けた方が無難。スタウトも味が重すぎて抹茶の風味が負けてしまいます。
見た目を楽しむ二層の作り方

リキュールを使うと、きれいな二層のビールカクテルが作れます。グラスに先にリキュールを注ぎ、その上からビールをスプーンの背に当てながらそーっと注ぎます。リキュールの方が比重が重いので、底にリキュール、上にビールの二層になります。
グラスの底が緑、上が黄金色のコントラストがとてもきれいで、写真映えもします。飲むときは軽く混ぜてから。
最近は海外のクラフトビールメーカーが抹茶IPA、抹茶ペールエールなどを出していて、抹茶ビールは一つのジャンルとして定着しつつあります。日本国内でも季節限定で抹茶ビールを出すブルワリーがあるので、見かけたら一度試してみると面白いですよ。自作との味の違いがわかって、自分好みの抹茶ビールを追求するヒントになります。
抹茶カクテルに合うおつまみと楽しみ方
せっかく抹茶カクテルを作ったなら、おつまみも合わせたいところ。カクテルのタイプ別に相性のいいおつまみを紹介します。
甘い系カクテルに合うおつまみ
抹茶ミルクカクテルのような甘めのカクテルには、塩気のあるおつまみが合います。チーズやナッツ、クラッカーなどが定番。甘さと塩気のコントラストで、どちらもおいしさが引き立ちます。
和テイストに寄せるなら、おせんべいやあられもぴったり。あと、意外かもしれませんが、チョコレートとの組み合わせもおすすめです。特にビターチョコレートは抹茶の苦みと合わさって大人の味わいになります。
すっきり系カクテルに合うおつまみ
抹茶ハイや抹茶スパークリングのようにすっきりしたカクテルには、あっさりしたおつまみが合います。枝豆、冷奴、刺身、ポン酢で食べるサラダなど、和食全般と好相性。
居酒屋風に楽しむなら、焼き鳥や唐揚げもいいですね。油っこい料理を食べながら抹茶ハイを飲むと、抹茶のカテキンが口の中をさっぱりさせてくれます。食事とお酒のバランスが取れて、食べ飲みが進みます。
ホームパーティーでの出し方のコツ
ホームパーティーで抹茶カクテルを出すなら、2〜3種類用意しておくのがベスト。甘い系とすっきり系を1種類ずつ用意すれば、お酒の好みが違うゲストにも対応できます。ノンアルコールバージョンも1種類作っておくと、車で来たゲストにも喜ばれます。
見た目のインパクトを出すなら、抹茶スパークリングがイチオシ。フルートグラスに注ぐだけで、テーブルが一気に華やかになります。
もうひとつ、ゲストに好評だったのが「自分で作れるカクテルバー」形式。抹茶ペースト、リキュール、炭酸水、牛乳、ビールなどを並べておいて、ゲスト自身が好きな組み合わせで作る。ちょっとした体験型コンテンツになって、会話のきっかけにもなります。「この組み合わせ意外と合う」なんて発見があると盛り上がるんです。
抹茶カクテルを作るときの注意点
おいしく安全に楽しむために、いくつか気をつけたいポイントがあります。
抹茶パウダーをお酒に溶かすコツ

繰り返しになりますが、抹茶パウダーは必ずお湯で予備溶きしてからお酒を加えてください。アルコールは水よりも抹茶が溶けにくいので、直接入れるとほぼ確実にダマになります。
シェーカーがあれば、氷と一緒にシェイクするとダマが解消されやすくなります。バーテンダー気分も味わえるので、持っている方はぜひ活用してください。100円ショップでもプロテインシェーカーが手に入るので、代用品としても使えます。
抹茶の量は控えめにするのがコツ。お酒に入れるときは、抹茶ラテの半分くらい(0.5〜1g程度)で十分抹茶の風味がつきます。多すぎると苦みが勝ってお酒の味が楽しめなくなります。
飲みすぎ注意(アルコールとカフェインの相互作用)
抹茶にはカフェインが含まれています。カフェインには覚醒作用があるため、お酒の酔いを感じにくくなることがあります。つまり、自分が思っている以上に飲みすぎてしまうリスクがあるということ。
抹茶カクテルは飲みやすいぶん、ペースが上がりがち。1〜2杯を楽しむくらいにして、水や炭酸水(チェイサー)を合間に挟むのが安全な飲み方です。
また、妊娠中の方はアルコールもカフェインも控える必要があるため、抹茶カクテルは避けてください。その場合はノンアルバージョンをどうぞ。
お酒が苦手な方向けのノンアルアレンジ
抹茶カクテルの雰囲気だけ楽しみたい方は、ノンアルコールアレンジがおすすめ。抹茶パウダー+炭酸水+シロップで「抹茶モクテル」が作れます。ジンジャーエールで割ると甘すぎず飲みやすい仕上がりに。
ノンアルコールのスパークリングワインに抹茶を加えれば、パーティーシーンでも場の雰囲気を壊さずに楽しめます。見た目はお酒と変わらないので、ノンアルであることを気にせずに乾杯できるのがうれしいポイントです。
もうひとつおすすめなのが、抹茶トニック。トニックウォーターのほろ苦い風味と抹茶が意外とマッチします。ライムを一切れ添えれば、バーで出てくるようなノンアルカクテルの完成。甘すぎず、大人っぽい味わいで、ノンアルなのに満足感があります。
graph TD
A[抹茶カクテルを作りたい] --> B{どちらで作る?}
B -->|手軽に| C[グリーンティーリキュール]
B -->|本格的に| D[抹茶パウダー]
C --> E[お酒や割り材に直接注ぐだけ]
D --> F[お湯で予備溶き→お酒を加える]
E --> G[安定した味・甘め]
F --> H[甘さ控えめ・風味が強い]
まとめ
抹茶カクテルは、日本の抹茶文化とお酒の楽しみが融合した、大人ならではの楽しみ方です。
リキュールを使えば手軽に、抹茶パウダーを使えば本格的に、どちらの方法でもおいしい抹茶カクテルが自宅で作れます。抹茶ハイでさっぱり飲むもよし、抹茶ミルクカクテルでデザート気分を味わうもよし、抹茶スパークリングで特別なシーンを彩るもよし。
お酒の時間に抹茶を取り入れるだけで、いつもの晩酌がちょっと新鮮で贅沢なものになります。まずは手軽なリキュールベースの一杯から、ぜひ試してみてください。
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