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濃茶の点て方と作法入門|抹茶4〜5gとお湯40mlで練る手順を解説

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「薄茶は何とか点てられるようになってきたけど、濃茶の練り方がまったくわからない…」。気になって調べてみたんですが、そういう声はすごく多いみたいで、茶道を習い始めた方の多くが同じ悩みを持っているんですよね。

濃茶は「難しそう」という印象があります。でも、薄茶との違いさえ押さえれば、手順自体はむしろシンプルです。この記事では、濃茶の点て方(練り方)を初心者向けに分量・手順・作法まで丁寧に解説します。薄茶との比較も交えながらまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

濃茶とは?薄茶との違い

濃茶の特徴

濃茶(こいちゃ)は、薄茶よりもはるかに多くの抹茶を少量のお湯で練り上げるお茶です。仕上がりはとろりとして艶があり、濃厚な旨みと甘みが特徴です。

薄茶を「点てる(泡立てる)」と表現するのに対して、濃茶は「練る」という言葉を使います。泡を立てるのではなく、茶筅をゆっくり動かしてとろみと艶を引き出すのが濃茶の醍醐味です。

茶道では、濃茶は複数人で1碗を回し飲みする形式が基本です。正客(一番上座の客)から順番に飲み、飲み口を茶巾で拭いて次の人に渡します。少量を分かち合って楽しむ文化が、濃茶の濃厚な味わいをさらに特別なものにしています。

薄茶との比較

同じ抹茶でも、薄茶と濃茶はほぼ別物です。違いを表にまとめます。

比較項目薄茶濃茶
抹茶の量1.5〜2g4〜5g
お湯の量60〜70ml約40ml
お湯の温度80〜90℃70〜80℃
仕上がりさらっとした泡立てとろりとした艶
飲み方一人で茶道では複数人で回し飲み
表現点てる練る
難易度低めやや高め

正直、最初はこの違いが頭に入らなかったですが、「練る感覚」を一度体験すると違いがすぐわかります。

濃茶に必要な道具

薄茶との道具の違い

基本的な道具は薄茶と同じ(茶碗・茶筅・茶杓)でOKです。ただ、茶筅については違いを押さえておきたいです。

薄茶に使う80〜100本立ての茶筅は穂が細くて多く、細かい泡を立てるのに向いています。一方、濃茶には荒穂(あらほ)と呼ばれる、穂の数が少なく太めの茶筅が適しています。とろみのある濃茶をゆっくり練るには、丈夫で穂が太い荒穂の方が向いているんですよね。

口コミを読んでいると「薄茶用の茶筅で濃茶を練ったら穂が曲がってしまった」という声があって、なるほどと思いました。専用の荒穂があると安心です。

また、抹茶は必ず「濃茶用」と明記されたものを選びましょう。濃茶用は高品質で風味が豊かなため、薄茶用より値段が高いことが多いですが、少量で完成するので意外とコスパは悪くありません。

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濃茶の点て方(練り方)完全手順

ステップ1|抹茶を計量して茶こしで振るう

使う量は4〜5gが目安です。茶杓ですりきり3〜4杯が目安になります。

濃茶は薄茶より抹茶の量が圧倒的に多いため、ダマが残りやすいです。必ず茶こしで振るってから茶碗に入れてください。この一手間が、仕上がりのなめらかさを大きく左右します。

ステップ2|お湯を準備する

お湯の量は約40mlです。薄茶の60〜70mlに比べてかなり少なく感じます。

温度は70〜80℃が適温です。薄茶より少し低めの温度にする理由は、高温すぎると抹茶の甘みが飛んでしまうためです。沸騰後に少し時間を置いてから使いましょう。

計量カップや小さなお玉で40mlを量ると、最初のうちは感覚がつかみやすいです。

ステップ3|少量のお湯で溶きのばす

最初は全量ではなく、15ml程度のお湯だけ茶碗の縁からそっと注ぎます。

茶筅を使って、ゆっくり円を描くように混ぜながら抹茶をペースト状に溶きのばします。この段階でしっかりダマをなくしておくことが、仕上がりの艶に直結します。急がずに、丁寧にまぜてください。

「気になって調べてみたんですが、この段階を省略して全部のお湯を一気に入れてしまう失敗が初心者に多い」という情報があちこちに載っていました。薄茶の感覚でやると一気に入れがちなので注意です。

ステップ4|残りのお湯を加えてゆっくり練る

残り約25mlのお湯を静かに加えます。

ここからが濃茶の醍醐味、「練る」という作業です。茶筅を薄茶のように前後に素早く振るのではなく、底をこすらないよう少し浮かせながら、ゆっくり円を描くように動かします。空気を入れず、とろみと艶を引き出すイメージです。

練り上がりの目安は「ソフトクリームが溶けたようなとろみと艶」が出てきたとき。泡が立つのではなく、表面がなめらかでツヤがあれば成功です。

ステップ5|仕上げ

茶筅をゆっくり引き上げたら完成です。薄茶のように「の」の字を描く必要はありません。

表面になめらかな艶がある状態が理想です。とろりとした濃厚な味わいは、一度飲んだら病みつきになります。

濃茶を飲む際の作法

茶道での回し飲みの流れ

茶道の席で濃茶を飲む場合、複数人で1碗を回し飲みするのが基本の作法です。

お茶が運ばれてきたら「お先に」「おちょうだいします」と声をかけてから飲みます。飲んだ後は袱紗や茶巾で飲み口を拭い、次の人に渡します。すべての客が飲み終わったら、茶碗を亭主に返します。

茶道の作法は地域や流派によって細部が異なるため、通っている教室の先生の指示を最優先にしてください。

自宅で一人で楽しむ場合

自宅で濃茶を一人で楽しんでも、もちろん問題ありません。

少量でも非常に濃厚なので、小さな茶碗に入れてゆっくり味わうのがおすすめです。甘さのある干菓子や羊羹と合わせると、濃茶の旨みが引き立ちます。日常のちょっとした贅沢として、自宅で練ってみる価値は十分あると思います。

よくある失敗と解決策

ダマが残る

濃茶で一番多い失敗です。原因はほぼ茶こしをしっかり使っていないこと、またはステップ3(溶きのばし)が不十分なことです。

抹茶の量が薄茶より多い分、ダマになりやすいです。茶こしで十分に振るい、最初の少量のお湯でしっかりペースト状にしてから次のお湯を加える、この2ステップを丁寧にやるだけでかなり改善します。

上手くとろみが出ない

お湯の量が多すぎるか、練り方が速すぎるのが原因のことが多いです。

お湯は合計40mlを厳守してください。それ以上入れると薄まって、とろみが出なくなります。また、茶筅を速く動かしすぎると空気が入って泡立ってしまい、なめらかな艶が出ません。薄茶の感覚を忘れて、「ゆっくり円を描く」を意識してください。

苦みが強すぎる

お湯の温度が高すぎる可能性があります。70〜80℃を守ることで、抹茶の旨みと甘みが引き立ちます。また、濃茶用ではなく薄茶用(や製菓用)の抹茶を使うと苦みが強くなりやすいです。必ず「濃茶用」と書かれた抹茶を選んでください。

濃茶用の抹茶を選ぶポイント

濃茶の味は抹茶の品質に大きく左右されます。少量を飲むからこそ、品質の差がダイレクトに味に出ます。

口コミを読んでいて気になったのですが、「せっかく練り方が上手になったのに、安い抹茶だと味が満足できない」という声が多いんですよね。濃茶用の抹茶は薄茶用より値段が高くなりますが、1回に使う量が4〜5gと少ないので、長く楽しめます。

有名産地の抹茶を試してみたい方は、宇治・西尾・知覧産のものがよく選ばれています。産地ごとの風味の違いを比べてみるのも楽しいですよ。

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濃茶をさらに深く楽しむために

濃茶を自宅で点てられるようになったら、次のステップとして茶道の作法全体を学んでみるのもいいと思います。茶道体験教室なら1回から参加できるところも多く、道具を揃える前に実際の感覚を体験できます。

「知らなかった…これ、もっと早く知りたかった」と思ったのが、濃茶の回し飲みの文化です。1碗を複数人で分かち合うことで、茶の味が増すような気がするんですよね。調べていて初めてその理由が腑に落ちました。濃厚な味だからこそ、少量を丁寧に味わうスタイルが生まれたんだと思います。

また、濃茶を通じて抹茶の産地ごとの風味の違いを楽しむのも面白いです。宇治・西尾・知覧など、産地によって甘みや旨みのバランスが異なります。同じ「濃茶用」でも、2〜3種類を試し飲みしてみると好みの産地が見えてきます。

茶道体験に行ってみる

東京や京都では日帰りの茶道体験ができるスポットが多くあります。自宅で基礎を身につけてから体験に行くと、先生の説明がよりよく理解できて楽しさが倍になります。

まとめ

flowchart TD
    A[抹茶4〜5gを計量] --> B[茶こしで丁寧に振るう]
    B --> C[茶碗に抹茶を入れる]
    C --> D[お湯70〜80℃を準備\n合計40ml]
    D --> E[最初15mlで溶きのばす\nペースト状にする]
    E --> F[残り25mlを加える]
    F --> G[茶筅でゆっくり円を描くように練る]
    G --> H[とろみと艶が出たら完成]

濃茶の点て方で一番のポイントは「点てる」ではなく「練る」感覚を掴むことです。

抹茶は4〜5gを茶こしで丁寧に振るう。お湯は70〜80℃の約40ml。最初に15ml程度で溶きのばし、残りのお湯を加えてゆっくり円を描くように練る。仕上がりの目安はソフトクリームが溶けたようなとろみと艶。

初めはなかなかコツがつかめないかもしれませんが、2〜3回練習するうちに感覚がわかってきます。道具と抹茶さえ揃えれば、自宅でも本格的な濃茶を楽しめますよ。

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