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抹茶のグレード(等級)の違いと用途別の選び方|もう迷わない

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「抹茶を買おう」と思って楽天市場を開いたら、薄茶用、濃茶用、製菓用、上級、特上……。種類が多すぎて、画面の前で固まってしまった経験、ありませんか?

正直、私もそうでした。自宅で抹茶ラテを作りたくて抹茶を探し始めたのに、グレードの違いがわからなくて30分くらいスマホとにらめっこ。「とりあえず高いの買っておけば間違いないでしょ」と思いかけたんですが、気になって調べてみたら、それ、実はもったいない選び方だったんです。

抹茶のグレードには統一基準がなく、メーカーによって呼び方もランク分けも違います。だからこそ余計にわかりにくい。でもポイントを押さえれば「自分の用途にぴったりのグレード」は意外とシンプルに選べます。この記事では、抹茶のグレードがどう決まるのか、グレードごとの味や色の違い、そして用途別の賢い選び方をまとめました。読み終わったら、もう抹茶選びで迷うことはなくなるはずです。

目次

抹茶のグレードはどうやって決まるのか

「抹茶のグレードって、誰がどうやって決めてるの?」という疑問、実はけっこう奥が深いんです。ワインの格付けのような統一基準があるわけではなく、品質を左右する要素がいくつも絡み合っています。ここをざっくりでも理解しておくと、商品ページの説明文を読んだときに「あ、これは良さそう」と見抜けるようになります。

統一基準がない理由とメーカーごとの分け方

ここ、意外と知られていないんですが、抹茶には業界で統一されたグレード基準が存在しません。「特上」「上級」「中級」といったランク表記を見かけることがあっても、それはあくまで各メーカーが独自に設定したもの。A社の「上級」とB社の「上級」が同じ品質とは限らないんですよね。

たとえば、京都の老舗・山政小山園では17段階ものグレードで抹茶を分けています。一方、別のメーカーでは3〜5段階という場合も。つまり「上級」という表示だけでは、実際の品質レベルを正確に比較することが難しいわけです。ワインのAOCやウイスキーの年数表記みたいな共通のモノサシがないから、消費者からすると「で、結局どれがいいの?」となってしまう。

じゃあどうすればいいのかというと、ランク名よりも「用途」と「価格帯」で判断するのが現実的です。100gあたりの価格を見れば、おおよそのグレード感がつかめます。たとえば100gで5,000円以上なら最上級クラス、2,000〜5,000円なら中〜上級の飲み用、1,500円以下なら製菓・ドリンク向き。ざっくりこの感覚を持っておくだけで、商品を選ぶときの判断がかなり楽になります。

もうひとつ大事なのが、メーカーの公式サイトで「この抹茶はどんな用途向きか」をチェックすること。飲み用なのか、お菓子作り用なのか。ここが書いてあるメーカーは親切で、選びやすいです。丸久小山園や山政小山園のように、銘柄ごとの味わいチャートを公開しているメーカーもあるので、比較の参考になりますよ。逆に用途が書いていないメーカーの場合は、価格帯とレビューで推測するしかありません。個人的には、用途を明記しているメーカーのほうが信頼できると思っています。

品質を左右する3つの要素

抹茶のグレードを決めるのは、大きく分けて3つの要素です。これを知っておくと、商品説明の「被覆20日以上」「一番茶使用」「石臼挽き」といったフレーズの意味がわかるようになります。

1つ目は「被覆栽培の期間」。抹茶の原料である碾茶(てんちゃ)は、収穫前に茶園を覆いで遮光して育てます。この被覆期間が長いほど、茶葉に含まれるテアニン(旨味成分)がカテキン(苦味成分)に変換されにくくなる。だから上級品ほどまろやかで甘みのある味になります。一般的には20日以上の被覆が行われますが、高級品では遮光率を最大98%まで上げて、光を徹底的にカットして育てるんだそう。

テアニンは日光に当たるとカテキンに変化する性質があります。遮光することでテアニンが残り、旨味の強い茶葉になる仕組みです。上級抹茶が甘くてまろやかなのは、この栽培方法のおかげなんですよね。逆に、遮光が短い茶葉は苦味・渋味が強くなり、それが製菓用抹茶の「しっかりした味」につながっています。

2つ目は「摘採時期」。春の一番茶(4〜5月に摘む新芽)から作られた抹茶が最も品質が高いとされています。一番茶の茶葉は柔らかく、栄養も香りも凝縮されている。冬の間にじっくり蓄えた旨味成分がたっぷり含まれているから、一番茶はまさに一年で最も贅沢な茶葉。中級品は一番茶からやや落ちるグレードの茶葉を使い、製菓用はさらに下のグレードの茶葉や二番茶を使うことが多いです。ちなみに「一番茶」と書いてある抹茶は、それだけで品質の証でもあります。

3つ目は「石臼の挽き方と粒子の細かさ」。上級品ほど石臼でゆっくり丁寧に挽かれ、粒子が非常に細かくなっています。石臼は1時間にわずか40g程度しか挽けないものもあり、手間とコストがかかる。粒子が細かいと口当たりがなめらかで、お湯に溶いたときの泡立ちも良くなります。逆に粗挽きの抹茶は舌にザラッとした感触が残りやすく、泡立ちも弱くなりがち。この違いは実際に飲み比べると一発でわかります。最近は機械挽きで大量生産する製菓用抹茶も多く、粒子はやや粗いけれど価格はぐっと抑えられています。

グレード別の味・色・香りの違いを比較

同じ「抹茶」でも、グレードが違うと味も色も香りも全然違います。「どう違うの?」と聞かれたとき、ざっくりでも答えられるように、ここでは大きく3つのグレード帯に分けて特徴を整理しました。

濃茶用(最上級グレード)はどんな抹茶なのか

茶道で「濃茶(こいちゃ)」に使われる最上級グレードの抹茶。100gあたり5,000〜10,000円以上するものが中心で、正直ちょっとお高い。でもそのぶん、味わいは別格です。

口に含んだ瞬間にふわっと広がる旨味と甘み。苦味はほとんど感じず、むしろクリーミーとすら表現したくなるようなまろやかさ。色は鮮やかな深緑色で、目で見ても「あ、これ良いやつだ」とわかるレベルです。香りも繊細で上品。覆香(おおいか)と呼ばれる、被覆栽培特有の独特な甘い香りがしっかりと感じられます。

口コミを読んでいても「今まで飲んだ抹茶と全然違う」「抹茶の概念が変わった」という声がかなり多い。50件くらい読んだけど、ここまで評価が一致するのは珍しいレベル。これは本物だと思います。

ただ、この最上級グレードを抹茶ラテやお菓子に使うのは正直もったいない。旨味や香りの繊細さが、牛乳や砂糖に消されてしまうんです。何千円もする抹茶の良さが味わえなくなってしまう。飲み用として丁寧に点てて、お湯と抹茶だけで楽しむのが、このグレードの正しい味わい方です。来客時のおもてなしや、自分へのご褒美タイムにぴったり。茶道を始めたいと思ったとき、最初に濃茶用を飲んでみると「こんなにおいしいものなんだ」と感動するはずです。

薄茶用(上級〜中級グレード)の味と使い道

茶道の「薄茶(うすちゃ)」に使われるグレードで、100gあたり2,000〜5,000円程度。個人的には、このあたりが一番「コスパが良い」と感じるゾーンです。

濃茶用ほどの甘みはないものの、旨味と苦味のバランスが良くて飲みやすい。程よいほろ苦さがあって、「これぞ抹茶」という味を楽しめます。色は明るい緑色で、粒子も十分に細かく、泡立ちも良好。茶筅でシャカシャカすると、きめ細かい泡がふわっと立ちます。

気になって調べてみたんですが、初心者が「飲む抹茶」として最初に買うなら、このグレード帯がもっともおすすめされていました。茶道教室でも薄茶用の中級グレードを練習に使うことが多いそう。プロも認める「ちょうどいいグレード」ということですね。

お茶として飲むだけでなく、ちょっと贅沢な抹茶ラテにも使えるのがこのグレードの良いところ。抹茶の風味がしっかり残るので、ミルクと合わせても「抹茶感」がちゃんと主張してくれます。「カフェみたいな抹茶ラテが自宅で飲みたい」という人には、むしろ製菓用よりこのクラスを少量使うのがおすすめ。風味のバランスが全然違います。価格帯の中でも2,000〜3,000円のものなら、毎日飲んでも家計に響きにくいですし、抹茶を日常に取り入れるにはちょうどいい入り口だと思いますよ。

製菓・料理用グレードは「安かろう悪かろう」ではない

製菓用の抹茶は100gあたり500〜1,500円程度。薄茶用や濃茶用に比べるとかなり手頃ですが、これ、品質が低いから安いというわけではないんです。ここ、けっこう誤解されがちなポイント。

製菓用は「加熱しても色が鮮やかに残る」「牛乳や砂糖と混ぜても抹茶の風味が負けない」ように設計されている。つまり、お菓子や料理に使うことを前提に作られた抹茶なんですよね。あえて苦味や渋味を残しているのも、焼いたりクリームに混ぜたりしたときに抹茶の存在感が消えないようにするため。これは「品質が低い」のではなく「用途に合わせた設計」です。プロのパティシエも製菓用グレードを使っています。

実際、口コミを50件くらい読んでみたんですが、「製菓用の抹茶でラテを作ったらめちゃくちゃ抹茶味が濃くておいしかった」という声もけっこうある。苦味が強めなので好みは分かれますが、「抹茶のガツンとした味が好き」「甘い抹茶より苦い抹茶が好き」という人にはむしろ合うかもしれません。

ただし、そのまま薄茶として飲むには苦味が強すぎることが多い。飲用には向かないグレードもあるので、パッケージの用途表記は必ずチェックしましょう。「製菓用」「加工用」と書いてあるものは、基本的に加熱調理やドリンクミックス向きだと考えてOK。「飲用にも使えます」と明記されていれば、そのまま点てて飲んでも大丈夫なタイプです。

用途別に見る「ちょうどいいグレード」の選び方

グレードの違いがわかったところで、「じゃあ私はどれを買えばいいの?」という本題に入ります。用途ごとに最適なグレードと予算感を整理しました。ここだけ読めば、今日からもう迷わない。

お茶として飲むなら薄茶用の中級がコスパ最強

自宅で抹茶を点てて飲みたいなら、薄茶用の中級グレードが一番のおすすめ。30gで1,000〜1,500円くらいのものから始めると、失敗が少ないです。

「もう少し旨味がほしい」と感じたらワンランク上げて、「十分おいしい」と思えたらそのまま定番にする。この「まず中級から始めて上下に試す」方法が、個人的には一番効率的だと思います。いきなり最上級を買って「なんかもったいない気がする」と思いながら飲むより、中級からスタートして「もっと上を試したい!」とワクワクしながらステップアップするほうが楽しいですよ。

薄茶用の中級グレードは、茶道の練習用としても使われる「ちょうど真ん中」の存在。苦味と旨味のバランスが良く、初めての抹茶体験にぴったりです。

選ぶときのポイントは3つ。まず「用途に飲用と書いてあること」。次に「100gあたり2,000〜3,000円台であること」。そして「宇治・西尾・知覧など国内産地の表記があること」。この3つを満たしていれば、大きなハズレはありません。

楽天市場で「抹茶 薄茶用」と検索すると、宇治や西尾産の薄茶用抹茶がたくさん出てきます。レビュー件数が多いものから選ぶと安心感がありますよ。レビュー内容もチェックして、「まろやか」「飲みやすい」という声が多いものは中級グレードとして間違いないです。

抹茶ラテやスイーツには製菓用で十分おいしい

抹茶ラテ、抹茶ケーキ、抹茶クッキー。こういった用途なら、製菓用グレードで十分です。むしろ製菓用のほうが向いている場面がほとんど。

理由はシンプルで、上級抹茶の繊細な旨味や香りは加熱すると飛んでしまうから。せっかく高いお金を出しても、焼いてしまえば製菓用とほとんど違いがわからないんです。これ、もっと早く知りたかった。調べていて「え、そうなの?」ってなったポイントのひとつです。

一方、製菓用は牛乳や砂糖に負けない風味の強さと、加熱後も残る鮮やかな緑色が特徴。お菓子作りで「抹茶の色がくすんでしまう」という失敗も、製菓用グレードを使えば解決することが多いです。色の鮮やかさは、製菓用のほうがむしろ上級品より強い場合もあります。これは製菓用がそういう用途に最適化されているからこその強み。

100gで1,000円前後のものが主流で、たっぷり使えるのもうれしいポイント。抹茶スイーツを頻繁に作る人は、100g以上の大容量パックを買うとさらにコスパが良くなります。お菓子作りは一度にそれなりの量を使うので、コスト面で製菓用を選ぶメリットは大きいですよ。抹茶パウンドケーキなら1回に10〜15g、抹茶ラテなら1杯に2〜3g使うので、100gあれば相当な回数楽しめます。

抹茶のグレードで失敗しないための注意点

グレード選びで「なんか思ってたのと違う」とならないために、購入前に知っておきたいことをまとめました。この2つだけ押さえておけば、抹茶で損することはほとんどなくなります。

「高ければいい」という思い込みが一番の落とし穴

正直に言うと、これが一番伝えたかったこと。抹茶のグレード選びで最もやりがちな失敗は、「とりあえず高いものを買う」こと。

たとえば、抹茶ラテを作るために100gで5,000円の最上級抹茶を買ったとします。ミルクと砂糖を入れて飲む。おいしいけれど、100gで1,000円の製菓用抹茶で作ったラテと比べて、5倍の差を感じるかというと……正直、感じない人がほとんどだと思います。5,000円の繊細な旨味は、ミルクの風味に隠れてしまうんです。

上級抹茶の魅力は繊細な旨味と香り。それを最大限に楽しむには、お湯だけで点てて飲むのが正解。混ぜもの入りのドリンクやスイーツに使うなら、製菓用やドリンク用のグレードを選ぶほうが、お財布にも味にも合理的です。

逆もまた然りで、製菓用の抹茶をそのまま飲むと苦くて「抹茶ってまずいんだ」と誤解してしまうことも。用途とグレードが合っていないだけなのに、抹茶そのものを嫌いになってしまったらもったいないですよね。

「用途とグレードを合わせる」。これだけ覚えておけば、抹茶選びでの失敗はぐっと減ります。迷ったときは商品ページの「おすすめの使い方」をチェックするのが一番確実です。

色と賞味期限で鮮度を見極めるコツ

グレードだけでなく、鮮度も抹茶のおいしさを大きく左右します。どんなに良いグレードの抹茶でも、鮮度が落ちていたら台なし。これは本当に注意してほしいポイントです。

見極め方はまず「色」。鮮やかな緑色をしている抹茶は鮮度が良いサイン。逆に黄色っぽくなっていたり、茶色がかっていたりする場合は劣化が進んでいる可能性があります。これは光・熱・酸素によって抹茶が酸化してしまった状態。味も香りも落ちているので、そうなる前に使い切りたいところです。

もうひとつは「賞味期限と保存状態」。抹茶は開封後どんどん酸化が進むので、開封したらできれば2週間以内に使い切るのが理想。使い切れない場合は、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存すると劣化を遅らせることができます。冷凍保存も有効ですが、使うときに結露が付くと風味が落ちるので、必要な分だけ小分けにして取り出し、すぐ密閉するのがコツ。

通販で買う場合は、回転率の高い人気商品を選ぶと、製造から日が浅い新鮮な抹茶が届きやすいです。レビュー件数が多い商品は回転が早い証拠なので、ひとつの判断材料になりますよ。あと、アルミのチャック付き袋や缶入りのものは遮光性が高く、劣化しにくいのでおすすめ。透明な袋に入っている抹茶は光で劣化しやすいので、保存には気をつけてください。

よくある質問

スーパーの安い抹茶と専門店の抹茶は何が違うの?

一番大きな違いは原料の茶葉のグレードと製法です。スーパーで数百円で買える抹茶パウダーは、加工用の茶葉を使っていることが多く、粒子もやや粗め。専門店の抹茶は碾茶を石臼で丁寧に挽いたもので、口当たりのなめらかさが段違いです。ただし、お菓子作りやスムージー用ならスーパーの抹茶でも十分使えます。用途によってはコスパ最強の選択肢になるので、「スーパーの抹茶はダメ」と決めつけなくて大丈夫ですよ。

抹茶ラテにはどのグレードがベスト?

ドリンク用や製菓用のグレード(100gで1,000〜2,000円程度)がおすすめです。牛乳に負けない風味の強さがあるので、しっかり「抹茶味」が楽しめます。上級抹茶を使っても悪くはないですが、繊細な風味がミルクで消えてしまうため、コスパを考えると製菓用で十分です。「少し贅沢したい」ときだけ薄茶用を使うと、カフェ級の味わいになりますよ。

初めて飲む抹茶はどのグレードから試すべき?

薄茶用の中級グレード(30gで1,000〜1,500円程度)から試すのがおすすめです。苦味と旨味のバランスが良く、「抹茶ってこんな味なんだ」と素直に楽しめるグレード。ここを基準にして、もっと旨味がほしければ上のグレード、もっと気軽に飲みたければ下のグレードへと調整していくのが効率的です。

まとめ

抹茶のグレードは統一基準がないぶん、最初はわかりにくく感じるかもしれません。でもポイントを押さえてしまえば意外とシンプルです。

飲み用なら薄茶用の中級グレード(100gあたり2,000〜3,000円台)から始める。抹茶ラテやお菓子作りなら製菓用(100gあたり500〜1,500円)で十分。濃茶用の最上級は、茶道を本格的にやりたくなったときのお楽しみに。

「高ければいい」ではなく「用途に合っていれば正解」。これが抹茶のグレード選びの一番大事なルールです。

まずは薄茶用の中級グレードをひとつ買って、自宅で点ててみてください。自分で点てた抹茶のおいしさに気づいたら、きっといろんなグレードを試してみたくなるはず。その楽しさを知ったら、もう抹茶沼の入り口に立っていますよ。

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